二日酔いにならない飲み方「焼酎がいいよ」

健康の知識

この記事は日経BP発行「名医が教える飲酒の科学 一生健康で飲むための必修講義」の内容をもとに作成しました。

二日酔いをしないために焼酎を選ぶ理由

「蒸留酒」「色が透明」がポイント

焼酎は「蒸留酒であること」、「色が透明であること」という二日酔いを起こしにくいお酒だからです。

まず蒸留酒であるということが大事です。お酒をつくる方法ですが、「醸造(じょうぞう)」と「蒸留(じょうりゅう)」と2種類あります。醸造とは食品を微生物によって発酵させてアルコールを生成させお酒を製造する方法です。ビールや日本酒、ワインなどの製造方法がそれにあたります。

蒸留は、醸造で作られたお酒を加熱しアルコール成分を抽出するという方法で作られます。なので醸造酒にくらべ蒸留酒のほうがアルコール度数が高くなります。焼酎やリキュールと呼ばれるお酒の製造方法がそれにあたります。

「蒸留酒のほうがアルコール度数が高いんだったら2日酔いにもなりやすいんじゃないの?」と思われるかもしれません。2日酔いの一番のリスクは飲みすぎなので、アルコール度数の高い蒸留酒を飲みすぎてしまうと二日酔いになります。しかし醸造酒と蒸留酒の大きな違いは不純物の多さにあります

お酒に含まれる成分で水分とアルコール以外のものはコンジナー(不純物)と呼ばれ、お酒の風味や色に大きな影響を与えます。このコンジナーの多いお酒のほうが2日酔いのリスクが高まるというのです。

蒸留酒は蒸発させたアルコールを抽出するので不純物は醸造酒に比べ大幅に減ります。さらに蒸留酒は水で割っても飲みやすいため、一度に口に入るアルコールの量も調節しやすいのです。

上手に飲めば蒸留酒は醸造酒に比べ2日酔いしずらいお酒といえます。

お酒の適量はどのくらいか

アルコールの適量は一日20g

一日のアルコール摂取量の適量は純アルコール20gです。

いきなり純アルコール量といわれてもわからないと思いますが、お酒という液体の中のアルコール成分の量と考えてください。厚生労働省が2000年に出した「健康日本21(一次)」の中で、「節度ある適度な飲酒」として一日平均純アルコール量で20g程度と記載されています。日本という国家が責任をもって出した数字です。

  節度ある適度な飲酒:1日平均純アルコールで約20グラム程度の飲酒
主な酒類の換算の目安お酒の種類
        ビール(中瓶1本500ml)          アルコール度数5% 純アルコール量20g
清酒(1合180ml)             アルコール度数15% 純アルコール量22g
ウイスキー・ブランデー(ダブル60ml)    アルコール度数43% 純アルコール量20g
焼酎(35度)(1合180ml)          アルコール度数35%  純アルコール量50g
ワイン(1杯120ml)            アルコール度数12%  純アルコール量12g
https://www.kenkounippon21.gr.jp/kenkounippon21/about/intro/index_menu1.html

お酒のアルコール度数と飲んだ量でも純アルコール量を割り出すことが出来ます

アルコール度数÷100×飲んだ量(ml)×0.8=純アルコール量

お酒を楽しく飲むためのコツ

空腹でお酒を飲まない

空腹の状態でお酒を飲むと急速に酔いが回ります。

アルコール吸収するのは小腸で、胃袋に何もない状態でお酒が入ってくるとすぐにお酒が小腸に到達しアルコールが吸収されるからです。逆に食べ物が胃袋の中に入っているとお酒が小腸まで到達するのに時間がかかり、酔いの回りを遅めることが出来ます。

酔いを回さないポイントはお酒を長く胃袋に留めることです。お酒を飲む前に何か食べましょう。

油分でコーテイング

お酒を飲む前には食べ物を胃に入れておいた方が酔いの回りを遅められます。では何を食べればいいのでしょうか。

油分を含む食べ物をお勧めします。油分のある食べ物を先に食べておくと、消化ホルモン(コレシストキニン)が胃袋から小腸に向かう道にある幽門を閉じる効果があるのでお酒が小腸まで到達するのを遅めることが出来ます。

おすすめはチーズ、ドレッシングのかかったサラダです。オリーブオイルを使った料理などもいいでしょう。

「油っこいものならなんでもいいのね」と思われる方もいると思いますが。揚げ物などを多くとりすぎてしまうとコレシストキニンによって胃の出口が閉じられているので中で逆流を起こしやく、逆流性食道炎を起こす可能性を高めてしまいます。太る原因にもなります。脂っこいものはカロリーが高いですから。

水と一緒に

小腸でアルコールが吸収されると、血液中のアルコール濃度が高まり酔いが回ります。

お酒と一緒に水を飲むことで、血中アルコール濃度の急激な上昇を抑えることが出来ます。

ちなみに日本酒のチェイサーとして飲む水のことを和らぎ水というそうです。和らいでください。

まとめ

  • お酒は醸造酒より蒸留酒のほうが二日酔いしずらい
  • お酒は一日20g
  • 空腹の飲酒は避け、油分を含む食べ物を先に食べておく
  • チェイサー(水)も一緒に飲む

本書には「二日酔いにウコンは肝機能障害を起こす?」や「筋トレ後の飲酒は効果三割減」、「お酒を飲むと薬が効かなくなる?」などお酒にまつわる情報が盛りだくさんです。よろしければ手に取ってみてください。

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