小学生でもわかる解剖学「骨格」

教養(解剖・生理)

解剖学の知識を小学生にも分かるように説明する試みです。今回のテーマは「骨格(こっかく)」です

骨の役割

骨の役割は

  • 身体を支える(支持)
  • 内臓を守る(保護)
  • 力を伝える(運動)
  • 血を作る(造血)
  • カルシウムなどのミネラルを貯める(電解質の貯蔵)

詳しくは別の記事にまとめているのでよろしければご覧ください

骨格の構造

  • 身体の中心は「軸骨格」
  • 腕や脚は身体の中心に引っ付いている「付属肢骨格」

この2種類に分類されます。

軸骨格は身体の中心

軸骨格

身体の中心になっている骨たちのことを軸骨格(じくこっかく)といいます。

  • 頭蓋骨
  • 脊柱
  • 胸郭

この3つから作られています。

付属肢骨格

  • 腕や脚の骨格のことを「付属肢骨格」という

腕、脚、そしてそれらの根元の肩甲帯、骨盤をひっくるめて付属肢骨格(ふぞくしこっかく)といいます。

関節(骨と骨のつなぎ目)

骨と骨のつなぎ目のことを関節といいます。関節の構造には3種類くらいあります。

滑膜関節(かつまくかんせつ)

  • 身体の関節のほとんどがこの構造
  • 滑膜関節の特徴は「動く」ことである
  • つなぎ目先端部分が関節軟骨(硝子軟骨)で覆われている
  • 関節全体が関節包という袋で覆われ、関節があらぬ方向に曲がらぬよう靭帯で補強されている

骨格のつなぎ目のほとんどがこの関節であります。曲げ伸ばしが自由にできる可動性(かどうせい)関節です。

関節軟骨

関節軟骨はつなぎ目の先端部分を覆って表面がツルツルしています。硝子軟骨(がらすなんこつ)という組織で強いゴムのような弾力を持っています。基本的に関節は動かすほど動きが良くなります。

関節包

関節包は関節を覆う袋で、中を滑液で満たしています。滑液は関節をつるつる滑らかに動かすための潤滑剤です。関節包から分泌されます。

靭帯

ツルツルした関節があらぬ方向に曲がっていかぬよう、靭帯が関節を補強してくれています。靭帯が関節を補強することで関節の曲げ伸ばしが安定します。

軟骨性関節

  • つなぎ目の間に軟骨結合(なんこつけつごう)線維性軟骨。関節軟骨とは違う
  • 基本は動かないが軟骨の弾力分だけわずかに動く
  • 骨盤のつなぎ目や肋骨のつなぎ目の関節

軟骨性関節(なんこつせいかんせつ)は、骨のつなぎ目の間に軟骨が入りこんでるような構造になっています。基本的には関節的な動きはありませんが、軟骨という多少の弾力のある組織のためわずかにたわむように動きます。

恥骨結合

骨盤の股間の前あたりのつなぎ目です。軟骨が挟まってます。

肋軟骨

肋骨はつなぎ目部分が軟骨でできています。呼吸して胸が上下に動くのは肋軟骨にわずかに可動性があるからです。

線維性関節

  • 関節のつなぎ目が動かない(不動)
  • 頭蓋骨や歯のつなぎ目がそうである

線維性関節(せんいせいかんせつ)は骨のつなぎ目が縫い糸のような結合組織が強力に骨同士をつなぎとめているため、関節的な動きがありません。がっちりロックされています。3種類くらいあります。

縫合

頭蓋骨のつなぎ目のことを縫合(ほうごう)といいます。お互いの骨のギザギザががっちりはまり込み強力につながっています。動きません

釘植

歯と顎の骨のつなぎ目のことを釘植(ていしょく)といいます。歯が顎の骨に突き刺さっているような見た目が、釘が刺さってるように見えるのでこんな名前です。

靭帯結合

2本の骨をがっちりつなぎとめるような構造になっています。前腕の骨やすねの骨は2本一組で、その間は骨間膜(こっかんまく)という靭帯結合でロックされています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました